顔の脂肪吸引
バッカルファット除去・あご下の脂肪吸引・広頚筋縫縮術(二重あごの筋肉の引き締め)

顔の脂肪吸引は、頬、フェイスライン、二重あごなど皮下脂肪の多い部位に小さな穴を開け、細い管(カニューレ)で脂肪を吸引する手術です。主にフェイスラインを整え、下顔面をすっきりさせることを目指します。
頬の脂肪が多く顔が大きく見える場合や、フェイスラインが丸く二重あごが目立つ場合に検討します。
顔の脂肪吸引の概要
- 手術時間
- 約1時間
- 麻酔
- 静脈麻酔
- フェイスバンド
- 7日間は24時間
- 抜糸
- バッカルファット除去・広頚筋縫縮術を行った場合は7日
- 腫れ・内出血
- 1〜2週間
- 日常生活への復帰
- 1週間
吸引する部位と範囲、併用する手術によって異なる場合があります。
要点
顔の脂肪吸引はどのような場合に行いますか?
顔の脂肪吸引は、頬の脂肪が多く顔が大きく見える場合や、フェイスラインが丸く二重あごが目立つ場合に検討します。頬の深い層のバッカルファットが多く頬がふっくら見える場合は、口の中からバッカルファットを一緒に除去することもあります。二重あごがあご下の皮下脂肪によるものであれば、脂肪吸引で改善することが多いです。
顔の脂肪吸引とはどのような手術ですか?
顔の脂肪吸引は、頬、フェイスライン、二重あごなど皮下脂肪の多い部位に小さな穴を開け、細い管(カニューレ)で脂肪を吸引する手術です。主にフェイスラインを整え、下顔面をすっきりさせることを目指します。皮膚のすぐ下の皮下脂肪を吸引する手術で、頬の深い層のバッカルファットは口の中を切開して別に取り出します。頬が全体的にふっくらしている場合は、2つを一緒に行うこともあります。

アジア人32名を分析した研究で、29名が満足、3名がやや満足と答えました(Gu et al., 2023)。
顔の脂肪吸引が必要な場合
- 頬の脂肪が多く、顔が大きく見える場合
- フェイスラインが丸く、二重あごが目立つ場合
- 頬の深い層のバッカルファットが多く、頬がふっくらして口元の横のふくらみ(もたつき)が目立つ場合
- 脂肪の重みで頬とフェイスラインがたるんで見える場合
- あご下の脂肪がたるんで二重あごになったり、首の前側がたるんで見えたりする場合
- 顔の脂肪の分布が不均衡で、なめらかなラインを望む場合
顔の脂肪吸引とバッカルファット除去、広頚筋縫縮術
顔の脂肪吸引
頬、フェイスライン、二重あごなど皮下脂肪の多い部位の脂肪を、耳たぶの下とあご下の小さな穴から吸引し、顔の輪郭を整えます。
バッカルファット除去
バッカルファットは、頬の内側の深い部分、筋肉の間にある脂肪のかたまりです。皮膚のすぐ下にある脂肪ではないため、顔の脂肪吸引やダイエットではあまり減りません。口の中を切開して取り出します。年齢とともに自然に減る脂肪なので、バッカルファットが多い場合にのみ適量を除去することが重要です。口の中は溶ける糸で縫合しますが、経過確認のため術後7日に抜糸します。
あご下の脂肪吸引
二重あごがあご下の皮下脂肪によるものであれば、脂肪吸引で改善することが多いです。あご下に小さな穴を開けて脂肪を吸引し、フェイスラインと首の境目を整えます。
広頚筋縫縮術(二重あごの筋肉の引き締め)
あご下でゆるんで開いた広頚筋を引き寄せて縫い縮め、あごと首の境目を整える手術です。筋肉のゆるみが原因の二重あごや、首の前側がたるんで見える場合に検討します。あご下の脂肪吸引と一緒に行うことが多いです。あご下に2〜3cmほどの切開が必要で、抜糸は術後7日に行います。
顔の脂肪吸引の手術方法
- 1
デザイン
脂肪の多い部位と吸引する範囲を決めて、印を付けます。
- 2
静脈麻酔
静脈麻酔で行います。
- 3
脂肪吸引
耳たぶの下とあご下に小さな穴を開け、細いカニューレで脂肪を吸引します。
- 4
バッカルファット除去(必要な場合)
バッカルファットが多い場合は、口の中を切開して取り出し、溶ける糸で縫合します。
- 5
フェイスバンドの着用
腫れを減らし、皮膚が新しい輪郭に合わせて落ち着くように、フェイスバンドを着用します。
顔の脂肪吸引のカウンセリングで確認すること
- 身長と体重
- バッカルファットが多いかどうか
- 皮膚の厚さと弾力
- 脂肪の厚さ
- 下あごの長さ
- あご下と首がたるんでいるかどうか
- 下を向いたときと上を向いたときのあご下の形
顔の脂肪吸引の回復期間と腫れ
顔の脂肪吸引の後、腫れと内出血は術後2〜3日目がもっとも強く、その後徐々に減っていきます。洗顔と、手術部位を除くメイクは術後2日から可能です。一時的に顔のつっぱり感や感覚の鈍さが出ることがありますが、1〜2ヶ月ほど経つと徐々に良くなります。
当日
- バッカルファット除去を行った場合、1日はおかゆやスープなどのやわらかい流動食にする
翌日
- 軽い散歩・ウォーキングが可能
術後2日
- 洗顔・シャワーが可能(手術部位は強くこすらない)
- 傷のある部位を除いてメイクが可能
術後2〜3日
- 腫れ・内出血がもっとも強い時期
術後3〜5日
- 枕を高くして、頭を心臓より高くする
術後1週間
- フェイスバンドを24時間着用(食事とシャワーのときだけ外す)
- 冷却は7日間
- テープは1〜2日ごとに交換し、1週間ほど続ける
- バッカルファット除去を行った場合、食後のうがいを7日間、噛み切りにくい食べ物や刺激の強い食べ物を避ける
術後7日
- バッカルファット除去・広頚筋縫縮術を行った場合は抜糸
術後2週間
- 口を大きく開けること、大げさな表情、顔への強いマッサージを避ける
術後2週間〜2ヶ月
- フェイスバンドは就寝時のみ着用
- 温めることと首のストレッチ(硬くかたまった部分をほぐすのに役立つ)
術後4週間
- 禁酒・禁煙。激しい運動、水泳、湯船での入浴、サウナ、岩盤浴を避ける
術後1〜2ヶ月
- 顔のつっぱり感や感覚の鈍さが徐々に良くなる
顔の脂肪吸引の副作用と注意点
顔の脂肪吸引の副作用にはどのようなものがありますか?
顔の脂肪吸引の後は、一時的な腫れ、内出血、つっぱり感、感覚の低下のほか、まれにでこぼこ、左右差、皮膚のたるみ、吸引しすぎによるくぼみが起こることがあります。バッカルファット除去を一緒に行った場合は、口の中の傷に炎症が起こることがあります。口の中から悪臭がしたり黄色い膿が見えたりする場合は、クリニックにご連絡ください。
顔の脂肪吸引の後、硬くかたまるのは正常ですか?
顔の脂肪吸引の後に手術部位が硬くかたまるのは、回復の過程でよく見られる現象です。脂肪が抜けた部分の組織が治る過程で、一時的に硬くなるものです。術後2週間から2ヶ月までは、温めることと首のストレッチがほぐすのに役立ちます。痛みや赤みが強い場合は、来院して確認することをおすすめします。
顔の脂肪吸引の後に皮膚はたるみますか?
顔の脂肪吸引の後に皮膚がたるむかどうかは、皮膚の弾力と吸引量によって異なります。皮膚の弾力が良い場合は、脂肪が抜けた分だけ皮膚が収縮して落ち着くことが多いです。弾力が低下している場合や多くの量を吸引した場合は、たるんで見えることがあります。皮膚のたるみがすでにある場合は、リフトアップも併せて検討します。
顔の脂肪吸引は傷跡が残りますか?
顔の脂肪吸引は耳たぶの下とあご下に小さな穴を開けて行うため、回復後は傷跡が目立ちにくいことが多いです。バッカルファット除去は口の中を切開するため、外から見える傷跡はありません。口の中は溶ける糸で縫合します。傷跡の残り方は、皮膚のタイプと体質によって異なります。
次のような症状があれば、クリニックにご連絡ください
痛み止めで抑えられない強い痛み、続く出血、熱感、片側だけの強い腫れ、口の中の悪臭や黄色い膿がある場合は、クリニックにご連絡ください。
顔の脂肪吸引のよくある質問
顔の脂肪吸引の後はフェイスバンドを着用する必要がありますか?
顔の脂肪吸引の後のフェイスバンドは、腫れを減らし、皮膚が新しい輪郭に合わせて落ち着くのを助けるため、着用をおすすめします。術後7日間は食事とシャワーの時間を除いて24時間着用し、術後2週間から2ヶ月までは就寝時のみ着用します。
二重あごには脂肪吸引と広頚筋縫縮術のどちらが必要ですか?
二重あごがあご下の皮下脂肪によるものであれば脂肪吸引で、あご下の筋肉のゆるみが原因であれば広頚筋縫縮術で改善を図ります。2つの原因が同時にあることが多いため、脂肪吸引と広頚筋縫縮術を一緒に行うこともあります。下を向いたときと上を向いたときのあご下の形と脂肪の厚さを見て、原因を確認します。
バッカルファット除去の後、将来頬がくぼんだりたるんだりしませんか?
バッカルファットは年齢とともに自然に減る脂肪です。除去しすぎると、時間が経って頬がくぼんで見えたり、老けて見えたりすることがあります。そのため、バッカルファット除去はバッカルファットが多い場合にのみ適量を除去することが重要です。頬が薄い場合やすでにくぼみがある場合はおすすめしません。たるみが主な問題であれば、除去よりリフトアップを検討します。
顔の脂肪吸引の回復期間と腫れはどのくらいですか?
顔の脂肪吸引の後、腫れと内出血は術後2〜3日目がもっとも強く、その後徐々に減っていきます。抜糸がない場合、洗顔と、手術部位を除くメイクは術後2日から可能です。一時的に顔のつっぱり感や感覚の鈍さが出ることがありますが、1〜2ヶ月ほど経つと徐々に良くなります。飲酒、喫煙、サウナ、激しい運動は4週間避けることをおすすめします。
顔の脂肪吸引の費用はどのように決まりますか?
顔の脂肪吸引の費用は、吸引する部位の範囲、バッカルファット除去や広頚筋縫縮術、脂肪注入などの併用の有無によって変わります。顔の状態によって手術の範囲が変わるため、正確な費用はカウンセリング後にご案内できます。
担当院長

キム・ダハン院長
形成外科専門医ステディ美容外科 代表院長
ステディ美容外科は、韓国ソウル江南(新論峴)にある、目元の手術を重点的に診療するクリニックです。二重整形・二重修正・目の下の脂肪再配置・下眼瞼切開・中高年の目元整形を中心に、形成外科専門医のキム・ダハン院長がカウンセリングから手術・経過確認まで直接担当します。
- 車医科学大学校 医学科 卒業・修士
- CHA Bundang Medical Center 形成外科専門医
- 大韓形成外科学会・大韓美容形成外科学会・大韓形成外科医師会 正会員
参考文献
- Gu T, Zhang X, Yu P, et al. "Subzone-Counting" Method in Asian Facial Liposuction: A Retrospective Study. J Craniofac Surg. 2023;34(8):2514-2517. doi:10.1097/SCS.0000000000009622 PMID 37589969