フェイスリフト(切開リフト)
ミニリフト・ネックリフト

フェイスリフト(切開リフト)は、皮膚を切開してたるんだ顔の組織を引き上げ、たるんだ皮膚を調整する手術です。
皮膚と組織のたるみによって深いしわと垂れ下がりが生じ、顔の輪郭がぼやけてきた場合に検討します。
フェイスリフトの概要
- 手術時間
- 2時間以上
- 麻酔
- 静脈麻酔
- フェイスバンド
- 7日間は24時間
- 抜糸
- 7〜10日
- 腫れ・内出血
- 1〜2週間
- 日常生活への復帰
- 1〜2週間
手術の範囲(ミニリフト・ネックリフト)と個人によって異なる場合があります。
要点
フェイスリフトはどのような場合に行いますか?
フェイスリフトは、皮膚と組織のたるみによって深いしわと垂れ下がりが生じ、顔の輪郭がぼやけてきた場合に検討します。フェイスラインに沿ったたるみ、口元の横のふくらみ(もたつき)、深くなったほうれい線が同時にあることが多いです。
フェイスリフト(切開リフト)とはどのような手術ですか?
フェイスリフトは、皮膚を切開してたるんだ顔の組織を引き上げ、たるんだ皮膚を調整する手術です。ステディ美容外科では、皮膚の下のたるんだ筋膜の層(SMAS)を剥離して元の位置に引き上げ、余った皮膚を除去します。切開と剥離の範囲は、たるみの程度に応じて個別に決めます。

フェイスリフトが必要な場合
- 深いしわと垂れ下がりのために顔の輪郭がぼやけてきた場合
- フェイスラインに沿ったたるみや口元の横のふくらみ(もたつき)がある場合
- 頬のたるみでほうれい線が深くなった場合
- たるんだ皮膚が多く、皮膚も併せて調整する必要がある場合
- あご下と首の皮膚がたるんだ場合
ミニリフトとネックリフトは何が違いますか?
ミニリフトは、フェイスリフトと同じ方法でたるんだ組織を引き上げます。たるみが比較的軽い場合に、切開と剥離の範囲を小さくして行う手術です。ネックリフトは、あご下と首のたるんだ皮膚と組織まで併せて引き上げる手術です。フェイスラインの下と首のたるみが同時にある場合に行います。どの範囲で行うかは、カウンセリングで頬、フェイスライン、首のたるみの程度を確認して決めます。
短い切開と全切開を比較した双子の研究では、1年目の結果に差はなく、約5年目に首の部位で差が見られました(Antell et al., 2016)。
フェイスリフトの手術方法
- 1
切開のデザイン
たるみの程度に応じて、切開線の範囲を決めます。
- 2
剥離
皮膚の下の筋膜の層(SMAS)を剥離します。剥離の範囲もたるみの程度に応じて決めます。
- 3
リフトアップ
たるんだ組織を元の位置に引き上げて再配置し、余った皮膚を除去します。
- 4
縫合
皮膚の緊張を調整して切開部位を縫合します。抜糸は7〜10日後に行います。
アジア人1,000名を分析した研究でも、顔の形とたるみ方に応じてSMASの扱い方を使い分けていました(Kim et al., 2024)。
フェイスリフトのカウンセリングで確認すること
- たるんだ部位とたるみの程度(頬・フェイスライン・首)
- 皮膚の弾力とたるんだ皮膚の量
- ほうれい線・口元のもたつき・フェイスラインのたるみの程度
- あご下と首のたるみ
- 顔のボリュームとくぼんだ部位
- 額・まぶたのたるみを伴うかどうか
フェイスリフトの回復期間
フェイスリフトの後、日常生活への復帰には1〜2週間ほどかかり、経過確認のため2〜3回来院します。腫れと内出血は2〜3日目がもっとも強くなります。
翌日
- 軽い散歩・ウォーキングが可能
術後2〜3日
- 腫れ・内出血がもっとも強い時期
術後3〜5日
- 枕を高くして、頭を心臓より高くする
術後1週間
- フェイスバンドを24時間着用(食事とシャワーのときだけ外す)
- 冷却は7日間(感覚が鈍くなっているため凍傷に注意)
- アスピリン系の薬・ビタミンE・マルチビタミンを中止
術後7〜10日
- 抜糸
- 抜糸までは顔と髪に水がかからないようにする
術後1〜2週間
- 日常生活に復帰
術後2週間〜2ヶ月
- フェイスバンドは就寝時のみ着用
術後4週間
- 禁酒・禁煙。激しい運動、水泳、湯船での入浴、サウナ、岩盤浴は4週間避ける
フェイスリフトの副作用と注意点
フェイスリフトの副作用にはどのようなものがありますか?
フェイスリフトの後は、腫れ、内出血、つっぱり感、手術部位の感覚の低下が出ることがあります。感覚の変化は数ヶ月かけて徐々に良くなります。回復の過程で一時的に硬く感じたり、でこぼこに感じたりすることがあります。まれに血腫、傷跡、左右差、顔面神経の損傷が起こることがあります。急に大きくなる腫れや内出血、片側の顔の動きの異常があれば、すぐにクリニックへご連絡ください。
フェイスリフトは傷跡が残りますか?
フェイスリフトは皮膚を切開するため傷跡が残ります。ただし、切開線を耳の前のしわ、耳の後ろ、頭皮の内側に置くため、回復後は目立ちにくいことが多いです。切開線の長さと位置は、たるみの程度に応じて個別に計画します。傷跡の残り方は、皮膚のタイプ、体質、術後のケアによって異なります。
フェイスリフトのよくある質問
フェイスリフトの後はフェイスバンドを着用する必要がありますか?
フェイスリフトの後のフェイスバンドは、腫れと内出血を減らし、引き上げた組織が落ち着くのに役立つため、着用をおすすめします。術後7日間は食事とシャワーの時間を除いて24時間着用し、術後2週間から2ヶ月までは就寝時のみ着用します。
フェイスリフトの後に注意することは何ですか?
フェイスリフトの後は、出血のリスクを減らすため、アスピリン系の薬、ビタミンE、マルチビタミンを1週間中止します。抜糸までは切開部位に処方された軟膏を朝晩塗り、かさぶたは無理にはがさないでください。炎症と壊死を防ぐため、最低4週間は禁酒・禁煙し、激しい運動、水泳、サウナ、岩盤浴も4週間避けることをおすすめします。
フェイスリフトの効果はどのくらい続きますか?
フェイスリフトは皮膚だけを引っ張るのではなく、筋膜の層まで剥離してたるんだ組織そのものを再配置するため、効果は長く続く傾向があります。ただし、手術後も老化は続くため、時間が経つと再びたるみが出ることがあります。持続期間は皮膚の状態と生活習慣によって個人差があります。
フェイスリフトは何歳からできますか?
フェイスリフトは年齢より、皮膚と組織のたるみの程度を見て決める手術です。たるみが軽ければ、糸リフトやリフトアップ施術で改善することが多いです。たるみが強くフェイスラインと輪郭が崩れた場合は、比較的若い年齢でもフェイスリフトを検討することがあります。カウンセリングでたるみの程度と皮膚の弾力を確認してから方法を決めます。
糸リフトとフェイスリフトはどう違いますか?
糸リフトは、切開せずに糸でたるんだ組織を引き上げる施術です。フェイスリフトは、皮膚を切開し、筋膜の層まで剥離してたるんだ組織を再配置し、余った皮膚を調整する手術です。たるみが軽い場合は糸リフトで改善することが多く、たるんだ皮膚が多く皮膚の調整が必要な場合はフェイスリフトを検討します。カウンセリングでたるみの程度を確認して方法を決めます。
フェイスリフトの費用はどのように決まりますか?
フェイスリフトの費用は、切開と剥離の範囲、内視鏡前額リフトや脂肪注入などの併用の有無、再手術かどうかによって変わります。顔のたるみの程度によって手術の範囲が変わるため、正確な費用はカウンセリング後にご案内できます。
担当院長

キム・ダハン院長
形成外科専門医ステディ美容外科 代表院長
ステディ美容外科は、韓国ソウル江南(新論峴)にある、目元の手術を重点的に診療するクリニックです。二重整形・二重修正・目の下の脂肪再配置・下眼瞼切開・中高年の目元整形を中心に、形成外科専門医のキム・ダハン院長がカウンセリングから手術・経過確認まで直接担当します。
- 車医科学大学校 医学科 卒業・修士
- CHA Bundang Medical Center 形成外科専門医
- 大韓形成外科学会・大韓美容形成外科学会・大韓形成外科医師会 正会員
参考文献
- Kim DG, Lee SH, Bae SG. An Approach to Selection of Face-Lift Techniques for Different Types of Faces: An Analysis of 1000 Asian Patients Over 9 Years. Ann Plast Surg. 2024;93(2):153-162. doi:10.1097/SAP.0000000000003982 PMID 38984658
- Antell DE, et al. A Comparison of the Full and Short-Scar Face-Lift Incision Techniques in Multiple Sets of Identical Twins. Plast Reconstr Surg. 2016;137(6):1707-1714. doi:10.1097/PRS.0000000000002229 PMID 26890507
- 대한미용성형외과학회. 미용성형외과학 2. 제2판. 군자출판사; 2023. ISBN 979-11-7068-001-7.(韓国語)
- Tonnard PL, Verpaele AM. The MACS-Lift: Short Scar Rhytidectomy. Quality Medical Publishing; 2004. ISBN 978-1-57626-191-0.
- Mang WL. Manual of Aesthetic Surgery. Springer; 2002.