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眼瞼下垂手術(切らない眼瞼下垂・切開式)

眠そうな目・眼瞼下垂、切らない方法と切開式

眼瞼下垂手術 案内モデル画像

眼瞼下垂手術は、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋またはミュラー筋)の長さを調整し、目を開ける力そのものを補強する手術です。

目を開ける力が弱く、黒目が隠れる場合や眠そうに見える場合、目の大きさに左右差がある場合に検討します。

眼瞼下垂手術の概要

眼瞼下垂手術の概要
切らない方法切開式
方法小さな穴から糸を通して筋肉を引き上げる二重のラインを切開し、筋肉を直接引き上げて固定
適応たるみが軽い場合矯正量が多い場合、目の大きさの左右差、修正手術
腫れ・内出血通常1〜2週間通常2〜4週間
抜糸なし7日
洗顔3日後から水での洗顔抜糸の翌日から
コンタクトレンズ術後4週間以降術後4週間以降

二重整形と同時に行っても、腫れと回復期間が大きく延びないことが多くありますが、個人によって異なる場合があります。

要点

眼瞼下垂手術はどのような方に必要ですか?

目を開ける力が正常であれば、二重整形だけで足りることが多くあります。一方、目を開ける力が弱く黒目が上まぶたに隠れる眼瞼下垂がある場合は、眼瞼下垂手術もあわせて行い、はっきりした目元を目指します。必要かどうかは、カウンセリングで目を開ける筋肉の力を確認してから判断します。

眼瞼下垂手術はどのような手術ですか?

眼瞼下垂手術は、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋またはミュラー筋)の長さを調整し、目を開ける力そのものを補強する手術です。黒目を隠している上まぶたの高さを上げ、黒目が見えるようにします。

目を開ける力が正常な目(左)と、眼瞼下垂で上まぶたが黒目の上部を隠している目(右)を比較した図
左:目を開ける力が正常な目 / 右:眼瞼下垂で上まぶたが黒目の上部を隠している目

眼瞼下垂手術が必要な場合

  • 目を開ける力が弱く、黒目が上まぶたに隠れる場合
  • 眠そうに見える場合、目を開けるときにおでこに力が入り、額のしわができる場合
  • 目の大きさに左右差がある場合
  • 腫れぼったい二重の修正を受ける場合
  • くぼみ目や三重まぶたがある場合

必要かどうかは、カウンセリングで目を開ける筋肉の力を確認してから判断します。

眼瞼下垂とは何ですか?

眼瞼下垂は、目を開ける筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱い、または筋肉とまぶたのつながりがゆるむことで、上まぶたが黒目を隠す状態です。生まれつきの場合もあれば、加齢、長期間のコンタクトレンズ装用、目をよくこする癖などで後から生じる場合もあります。眠そうに見えたり、目を開けるときにおでこに力が入って額のしわができたりすることが多くあります。程度に応じて眼瞼下垂手術で矯正します。

眼瞼下垂はどのくらい多いのですか?

韓国の国民健康栄養調査に参加した40歳以上の韓国人20,941人を分析した研究では、加齢による眼瞼下垂の有病率は13.5%でした。40代の5.4%から70歳以上の32.8%まで、年齢とともに高くなっています(Kim et al., 2017)。眼瞼下垂は加齢で生じるものだけではありません。同じ調査(2008〜2012年)で3〜18歳の韓国の児童・青少年8,218人を分析した研究では、上まぶたが下がっている割合が8.0%と報告されています(Cho et al., 2020)。米国の40年間の人口ベース研究では、生まれつきの単純先天性眼瞼下垂が出生842人に1人の割合でみられました(Griepentrog et al., 2011)。

まぶたの高さが正常でも眼瞼下垂の場合はありますか?

まぶたの高さが正常範囲でも、おでこに力を入れて目を開けているなら、隠れた眼瞼下垂の場合があります。美容目的の上まぶたの手術を受けるアジア人の患者に、このような隠れた眼瞼下垂が多いという研究があります。予測可能な結果を得るには、眼瞼下垂の要素もあわせて矯正することが大切だとしています(Wong et al., 2024)。

眠そうに見えたら、すべて眼瞼下垂手術が必要ですか?

眠そうに見える目がすべて眼瞼下垂によるものとは限りません。たるんだ皮膚がまぶたにかぶさって目が小さく見える偽眼瞼下垂もあれば、眉そのものが下がって目元が重く見える場合もあります。そのためカウンセリングで、まず原因を分けて確認します。

眠そうに見える原因と検討する手術
検討する手術
目を開ける力が弱い(眼瞼下垂)眼瞼下垂手術
たるんだ皮膚がまぶたにかぶさる(偽眼瞼下垂)二重整形もしくは上眼瞼切開、または眉下切開
眉そのものが下がっている内視鏡前額リフト
皮膚のたるみと眼瞼下垂の両方がある二重整形または上眼瞼切開+眼瞼下垂手術

中高年では皮膚のたるみと眼瞼下垂が一緒にあることが多く、両方を確認します。

二重整形を詳しく見る →上眼瞼切開を詳しく見る →眉下切開を詳しく見る →

眼瞼下垂手術と二重整形は何が違いますか?

まぶたは表側と裏側でできています。表側(anterior lamella)は皮膚で、裏側(posterior lamella)は目を開ける筋肉と結膜です。どちらか一方でも下がると黒目を隠します。表側の皮膚を持ち上げるのが二重整形で、裏側を上げるのが眼瞼下垂手術です。目を開ける力が正常であれば、二重整形だけで足りることが多くあります。

まぶたの表側・裏側と手術
表側(anterior lamella)裏側(posterior lamella)
構成する組織皮膚目を開ける筋肉と結膜
持ち上げる手術二重整形眼瞼下垂手術

目を開ける力を確認せずに二重の幅だけを広くとると、かえって目がより眠そうに見えたり、腫れぼったく不自然な目元になったりすることがあります。

眼瞼下垂手術と二重整形の違いを詳しく見る →二重整形を詳しく見る →

男性の眼瞼下垂手術はどう違いますか?

男性の眼瞼下垂手術は、眠そうな印象や疲れた印象を整えることに重点を置きます。目が大きく見えすぎないよう、矯正量を調整します。まぶたが厚く、目と眉の間が狭い方が多いため、矯正しすぎると印象がきつく見えることがあります。二重を作らず眼瞼下垂手術だけを行うか、幅の狭いラインも一緒に作るかは、顔の印象を見てカウンセリングで決めます。

中高年の眼瞼下垂手術では何をあわせて確認しますか?

おでこの力で目を開ける癖が長く続いた中高年の方は、たるんだ皮膚だけを取る上眼瞼切開では目の開けにくさが解決しないことがあります。その場合、目が眠そうに見えたままだったり、再びたるんだりすることがあります。中高年では皮膚のたるみと眼瞼下垂が一緒にあることが多いため、手術前に目を開ける力を確認します。必要であれば同じ切開線から眼瞼下垂手術もあわせて行います。

加齢による眼瞼下垂では、目を開ける筋肉の力は正常でも、筋肉とまぶたをつなぐ靭帯のような組織(挙筋腱膜)が伸びることで、目が開きにくくなります。この場合は切開式の眼瞼下垂手術で、伸びた挙筋腱膜をしっかり固定し直して補強します。

中高年の目元整形を見る →上眼瞼切開を詳しく見る →

目の大きさの左右差も眼瞼下垂手術で整えられますか?

左右差を整えられるかどうかは、原因によって異なります。左右の二重幅や皮膚のたるみの程度の違いによる左右差は、二重整形で改善することが多くあります。片方の目を開ける力が弱い場合は、眼瞼下垂手術もあわせて行う必要があります。眉の高さや骨格、皮膚の厚みの違いなどによる左右差は、手術で合わせることに限界がある場合があります。

片方だけ下がっているのに、なぜ両方を確認するのですか?(ヘリングの法則)

左右のまぶたを上げる筋肉には同じ大きさの神経信号が伝わります。これを「ヘリングの法則」といいます。そのため片方のまぶたが大きく下がると、上げようとする信号が反対側にも伝わり、反対側の目が実際より大きく開いて見えることがあります。この場合、下がっている側だけを矯正すると、反対側のまぶたが下がり、隠れていた下垂が現れることがあります。文献では、片側の眼瞼下垂の患者の約10〜20%でこの現象がみられると報告されています(Zoumalan & Lisman, 2010; Chen et al., 2016)。

手術前に予測できますか?

手術前に、下がっているまぶたを手で持ち上げて、反対側のまぶたの高さが変わるかを確認します。ただし、この検査で術後の反対側の変化を予測できることは多くありません。術前の検査結果と術後の反対側の変化があまり一致しなかったという研究もあります(Erb et al., 2004)。そのため左右差の大きい眼瞼下垂では、検査結果に関わらず、術後に反対側のまぶたが下がる可能性と、その場合に追加の矯正が必要になる可能性を手術前にご説明します。

切らない眼瞼下垂と切開式の眼瞼下垂手術はどう違いますか?

切らない眼瞼下垂は、皮膚を切開せず、小さな穴から糸を通して目を開ける筋肉を引き上げる方法です。切開式の眼瞼下垂手術は、二重のラインを切開し、筋肉を直接確認しながら矯正する方法です。

切らない方法は腫れと回復の負担が少なく、たるみが軽い場合に適しています。切開式は矯正量が多い場合、目の大きさに左右差がある場合、修正手術の場合に主に選択します。

眼瞼下垂手術のカウンセリングでは何を確認するとよいですか?

眼瞼下垂手術は、目を開ける力をどの程度矯正するかが要点です。カウンセリングで次の内容の説明があるかをご確認ください。

  • 目を開ける力を直接確認し、その結果を説明しているか
  • 二重のラインと目を開ける力を分けて計画しているか
  • おでこで目を開ける癖と左右差もあわせて確認しているか
  • 切らない方法と切開式のうち、その方法をすすめる理由を説明しているか
  • 過矯正・低矯正の可能性と、生じた場合の修正方法を事前に説明しているか
  • カウンセリングをした医師が自ら手術し、経過を確認するか

目元整形クリニックの選び方 →

眼瞼下垂手術の腫れと回復期間

眼瞼下垂手術の腫れと回復期間は二重整形と同程度です。二重整形と同時に行っても、腫れが大きく強くなったり、回復が長引いたりするわけではありません。目立つ腫れは、切らない方法で通常1〜2週間、切開式で2〜4週間でかなり落ち着きます。

  1. 術後2〜3日

    • 腫れ・内出血のピーク
  2. 術後3〜5日

    • 頭を高くしてお休みください
    • 7日間は冷やしてください
  3. 術後3日以降

    • 傷のない部位のメイクが可能
  4. 術後1週間

    • 切開式:抜糸、翌日から洗顔が可能
  5. 術後4週間

    • 縫合部位のメイク・コンタクトレンズが可能
    • 飲酒・喫煙は最低4週間控えてください

眼瞼下垂手術の副作用と矯正量

目を開ける力が正常な目に眼瞼下垂手術を過度に行うと、目が完全に閉じなくなったり、見開いたような、きつい印象に見えたりすることがあります。眼瞼下垂手術の後は、目の閉じにくさ、過矯正、低矯正、左右差、戻り(後戻り)が生じることがあります。目を開ける筋肉の力は人によって異なり、左右差もあるため、手術中に目の開き具合を確認しながら矯正量を調整します。

過矯正や左右差が、腫れが引いた後も続く場合は、修正手術を検討します。修正手術は通常、術後6ヶ月以降に行いますが、必要な場合はより早く修正手術を行うこともあります。

眼瞼下垂手術のよくある質問

二重を作らずに眼瞼下垂手術だけを受けられますか?

二重を作らずに眼瞼下垂手術だけを行うことも可能です。正確には、目を開けたときに外から見えにくい細い奥二重のラインを同時に作ります。一重の印象を保ちながら、黒目がより見えるようにしたい場合に検討します。

二重整形のときに眼瞼下垂手術も必要ですか?

眼瞼下垂手術はすべての二重整形に必要なわけではありません。目を開ける力が弱く黒目が隠れる場合、眠そうに見える場合、目の大きさに左右差がある場合に検討します。必要かどうかは、カウンセリングで目を開ける筋肉の力を確認してから判断します。

上眼瞼切開と眼瞼下垂手術は同時に受けられますか?

上眼瞼切開と眼瞼下垂手術は同時に行うことが可能です。中高年では皮膚のたるみとともに、目を開ける筋肉が弱くなった眼瞼下垂を伴うことが多くあります。皮膚だけを取ると、目が眠そうに見えたままになることがあります。手術前に目を開ける力を確認し、必要な場合は同じ切開線から眼瞼下垂手術もあわせて行います。

目頭切開・目尻切開は二重整形や眼瞼下垂手術と同時に受けられますか?

目頭切開・目尻切開は二重整形や眼瞼下垂手術と同時に行うことが可能です。蒙古襞が二重の目頭側のラインを隠している場合、目頭切開や目上切開をあわせて行うと、ラインが自然につながりやすくなります。目を開ける力が弱い場合は、眼瞼下垂手術を加えて目の縦幅もあわせて整えることがあります。複数の手術を同時に行うときは、目全体のバランスを見て各手術の矯正量を決めます。

眼瞼下垂手術の後の回復期間と腫れはどのくらいですか?

眼瞼下垂手術の後の腫れと回復期間は二重整形と同程度です。眼瞼下垂手術を同時に行っても、腫れが大きく強くなったり、回復期間が長引いたりするわけではありません。目立つ腫れは、切らない方法で通常1〜2週間、切開式で2〜4週間でかなり落ち着きます。

眼瞼下垂手術の修正はいつ受けられますか?

眼瞼下垂手術の修正は通常、前回の手術から6ヶ月以降、腫れが引いて組織が落ち着いてから行います。ただし、過矯正で目が閉じにくい場合や左右差がはっきりしている場合など、必要なときはより早く修正手術を行うこともあります。時期と方法は目の状態を確認してから決めます。

眼瞼下垂手術の費用はどのように決まりますか?

眼瞼下垂手術の費用は、切らない方法・切開式などの手術方法、二重整形・目頭切開・目尻切開・上眼瞼切開などの同時手術の有無、修正手術かどうか、左右差の矯正の有無によって異なります。目を開ける力とまぶたの状態によって矯正範囲が変わることがあるため、正確な費用はカウンセリング後にご案内します。

担当院長

形成外科専門医 キム・ダハン院長

キム・ダハン院長
形成外科専門医ステディ美容外科 代表院長

ステディ美容外科は、韓国ソウル江南(新論峴)にある、目元の手術を重点的に診療するクリニックです。二重整形・二重修正・目の下の脂肪再配置・下眼瞼切開・中高年の目元整形を中心に、形成外科専門医のキム・ダハン院長がカウンセリングから手術・経過確認まで直接担当します。

  • 車医科学大学校 医学科 卒業・修士
  • CHA Bundang Medical Center 形成外科専門医
  • 大韓形成外科学会・大韓美容形成外科学会・大韓形成外科医師会 正会員

参考文献

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